姿勢正しく、厳粛な卒業式(原小学校) | 福岡県議会議員 古川忠後援会事務所 オフィシャルサイト

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姿勢正しく、厳粛な卒業式(原小学校)

 まず、この生徒たちの座った姿勢を見てください。18日に行われた早良区の原小学校(中島紀世文校長)での、五年生の姿です=写真。
 




 緊張した卒業生はもちろんですが、送る側の5年生が、式の約2時間、背筋をすっとのばし、両手を膝においてまんじりともせずにずっと前を向いているのです。来賓席にいる私たちも、つい姿勢を正しくしなくては、と思ってしまいます。
 
 私が、PTA会長をさせて頂いていた約20年前。学校は卒業式のたびに、国旗を揚げるか、国歌を歌うかで対立が続いていました。対面式とか言って、卒業生と在校生はフロアで最初から向き合ったまま。校長先生は壇上に上がらずに証書を渡す。司会も子供たちと、まるでお別れ会のような雰囲気でした。
 賛否いろいろあったのでしょうが、卒業式は子供たちにとっては大切な節目。6年間無事に学んできたことの証として、子供たちがそれぞれの思いを持ち、厳粛な気持ちで卒業証書受け取って欲しいと、多くの親は感じていたいたように思います。このような時代だからなおさら、子供たちに時にはきちんとした式を経験させることも大事だと考えています。
 当時は学校の先生方の雰囲気を反映してか、子供たちもなんとなく落ち着かない様子。国歌斉唱のときは、歌っている来賓を不思議そうに見ながら、ざわざわとしていたものでした。
 今日の式では、国歌を歌う子供たち、父兄や先生方の声が体育館に響きあい、なぜかほっと落ち着いた気持ちになりました。東日本大震災で、被災地のみなさんが苦難に耐えながら懸命に生きてる姿。また日本中が心配し、何か手助けをと感じている時だけに、一層その思いが湧いたのかもしれません。
 
 この様な、厳粛で感動的な卒業式になったのは、4,5ねん前からと思います。立腰すがたの美しい座り方を厳しく指導された先生(現在は他校に移っておられますが)に「随分厳しい指導をされますね」とお尋ねしたところ、いとも簡単に「子供のためですから」という応えが返ってきました。簡単なようでなかなかできないことですが、正に教育の根本だと思います。
 本当に素晴らしい式を行っていただいた原小学校の教育の成果に敬意を表しますとともに、先生方のご努力に心から感謝いたします。

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