卒 『原発』 | 福岡県議会議員 古川忠後援会事務所 オフィシャルサイト

コラム

卒 『原発』

 どんなに良いことをしゃべっても何故か胡散臭く聞こえてしまう人が世の中にはいるものである。 福島原発事故の対応が後半ゴテに回る中での管総理の「脱原発」発言。一国のリーダーの発言として非常に重く重要な発言が、これほどぞんざいに扱われてしまう異常さ。本人の覚悟や進退があいまいなままでは延命策かと底意をつい穿ちたくなるではないか。

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  一方、その発言の軽さをあげつらうだけで、多分意識してと思うが、まともな原発論議を避けて通る議員たちのいい加減さ。 今もなお苦しみの淵にある被災者は勿論のこと、心ある国民はただ怒るかあきらめるしかないのであろうか。 原発の安全神話は間違いなくふっ飛んだ。人の営みだからたまには失敗はある。 しかしその失敗をリカバリーする術を持たぬまま、行け行けドンドンで進めてきたのが原子力発電だったのかと。 考えてみれば、次々に排出される使用済み燃料、いわゆる核廃棄物の処理方法でさえまだ確立されていないまま、地球のどこかにこれは留まるのみなのである。

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 かと言って、現在稼働中の原発を一気に止めるのが現実的でないことは明らかである。原発依存を徐々に減らすにしても、目の前の原発のどこが本当に危険なのか、どこまでの安全策が可能なのか。 過疎の地域にまるで札束で頬を張るようにしてバラ撒いてきた税金の使い道は妥当だったのか。 リスクを含めたコストは?等など、情緒論ではなく理詰めの議論の先にこそ、現実的な解決が見えてくる筈なのである。 ああ、それにしても管さんに日本の将来がかかる「脱原発」を軽々しく言って欲しくなかったなあ・・・。

                               (平成23年7月)

古川 忠

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