『世界最大の悲劇は暴言や暴力ではなく善意の人の沈黙と無関心だ』マーチン・アーサー・キング | 福岡県議会議員 古川忠後援会事務所 オフィシャルサイト

コラム

『世界最大の悲劇は暴言や暴力ではなく善意の人の沈黙と無関心だ』マーチン・アーサー・キング

 今からちょうど五十三年前の1963年8月23日、アメリカの人種差別に抗議したあの有名なワンシントン大行進のリーダー、キング牧師の言葉だ。
『I Have a Dream』(私には夢がある)
で始まるこの時のスピーチは、アメリカの公民権運動の流れを決定づけた。
大々的な五十周年記念行事も行われ、改めて日本でもニュースになった。

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 政治を動かすのはもちろん一人の政治家の強烈な指導力によるところが大きい。だが、最後に物を言うのはやはり何と言っても国民の関心と、出来れば良識の集まりである。

 今、日本は、尖閣、竹島、北方領土など、国の主権にかかわる難題を抱え、一方で、原発、TPP、消費増税という将来の生活に直接かかわる大きな課題を前にしていながら国民議論どころか、その関心があまりにも薄いのが気にかかる。数年前なら国会でもマスコミでも連日侃々諤々やっていたはずだが、なぜか淀んだような静けさだ。あの民主党の政権奪取の昂揚感が一気にしぼんだせいなのか。その反動で高い支持率の安倍政権の前に、野党の足並みは乱れ有力な対抗勢力がない為だろうか。これは消して健全な政治の姿ではない。

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 中央集権、官僚主導型政治構造の一部を変えるだけでも、消費税数%分の無駄がなくなると私は思っている。こんな大改革こそ国民の関心と指示がなくてはやり通せない。
福島原発の汚染水問題も、それをコントロール出来ているか否かに矮小化され、原発そのものへの議論はいつの間にか置き去りになっている。
政権の誰かは、きっと陰でほくそ笑んでいるに違いない。

 東京オリンピック開催もちょうど五十年前。七年後の開催は喜ばしいとしても、こちらだけに関心を集めている間に日本はどうなってしまうのか・・・。 心配である。

                               (平成25年10月)

古川 忠

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